魂レベルのパートナーシップ~結婚2年目の危機~

結婚して見えてきた「違い」
あれは結婚2年目のとき。お互いが「違う」ことでの「ズレ」が浮き彫りになってきたんです。
私はど~~してもピンときてしまって、海外の視察旅行に行くことにしたのですが、それは私の売上2か月分くらいの、高額なものでした。しかも、ちょうど金銭的な余裕がないタイミング。
旦那さんにしてみれば、無謀で理解しがたい決断だったはずです。この状況を自分がなんとかしなきゃいけない、と相当なプレッシャーも感じていたそう。
そんな旦那さんからの風当たりを強く感じ、私の気持ちも沈んでいきました。首や背中が硬直して、痛みも出始めるほどに^^;
普段からお互いに穏やかで、このときも怒ったり言い争ったりということはなく。でも、何度話をしてもお互いを理解できず、お金の不安も消えない、というフラストレーションが続きました。
一番大切にしたいこと
私たちのストレスがピークに達したころ、旦那さんが話してくれたのは、
「なんで自分がここまでしなきゃいけないんだ」って気持ちが強かったけれど、一番大切にしたいことは「パートナーと幸せに暮らすこと」だと気付いた、ということでした。
私は旦那さんのことを、自由を縛る足かせのように感じていたので、それを聞いて申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。同時に、旦那さんのことを心強く感じました。
じゃあ、私が一番大切にしたいのはなんだろうと思ったとき、出てきたのは「使命。人類の精神性に貢献したい。」という答えでした。
(パートナーじゃなくて、人類にフォーカスしているところに、またもや申し訳ない気持ちになりました。)
二人の視線の先にあるものは違うけれど、このやりとりを経て、お互いの行動の背景がわかり、納得感のようなものが生まれました。
あとは実際のお金の問題だけです。私は現状をさておきとして、豊かにお金が循環している未来へと意識を切り替え始めました。
お金についてまだピリピリしていた旦那さんには能天気だと呆れられましたが、あからさまに現実は好転していきました。
旦那さんキリマンジャロへ
旦那さんの意識もシフトしていったのか、家庭の空気感も軽やかなっていきました。そんな中、旦那さんが突然、タンザニアのキリマンジャロに登りに行くと言い出しました。
資金的にもスケジュール的にも無茶だなと思いましたが、私が止めるわけもなく。むしろ旦那さんの変化に小踊りしたい気持ちで送り出しました。
富士山の2倍近い高さのあるキリマンジャロの山頂を訪れたことは、その後も旦那さんの「変化を受け入れる」ことを後押ししているようです。
今の旦那さんは、変化することを「人生の幅を広げて豊かにすること」と肯定的に捉えています。だから今年、新宿から神奈川の山のふもとにプチ移住できたんだと思います。
元をたどれば……無謀と思われた私の海外視察旅行がなければ、今の暮らしはなかったですね。(笑)
魂レベルでの関係性が見えてきた
私たち、なんで一緒にいるんだろう、って考えたんです。
シンプルに好きだからとか、パートナーシップを学ぶためとかもあるかもしれない。でも、私たちの組み合わせじゃないといけない理由って?
私たちの魂レベルでの関係性は、きっとこういうことじゃないかな。
★私は、外側の常識にとらわれず、内側の求めに応じて行動すること。
★旦那さんは、安心ラインの内側にとどまらず、外側から流れを受け入れること。
つまり、私が直観に従って生きる。
すると、旦那さんの安心ラインを侵食する。(笑)
でも結果、旦那さんの器が広がる。
肉体レベルではまだ抵抗するかもしれないけど、それが魂レベルでの深め合いになってるんだと思います。旦那さんも苦笑しながら同意してくれました。
先日の結婚記念日で3周年。
私たち、「違うのは仕方ない」から「違うから深まる」に移行できたかな。