「ささやかな感覚」に気付き「生命エネルギー」へ昇華する

「ささやかな感覚」を 「生命エネルギー」へ

ご自身の中にある「ささやかな感覚」を
意識することはありますか?

「ささやかな感覚」は、
ある時はいつだったかフタをした感情であり、

またある時は
私たちを導くメッセージ。

どちらにしても、
私たちに発見されることを望んでいる存在です。

気付き、適切に表現できれば、
「ささやかな感覚」は「生命エネルギー」として
人生に活用することができます。

怒りの感情であれば、
情熱のエネルギーとして私たちを奮い立たせ、
相手の心に火を灯すことができます。

逆に、気付かれなかったり、
無視されてしまった感覚は、

荒ぶる感情として私たちの人生の操縦席を乗っ取り、
しまいには声を発することをあきらめてしまいます。

では、どうすれば「ささやかな感覚」に気付き、
「生命エネルギー」として
昇華することができるでしょう。

女優マインド開花コーチであり、
ご自身も舞台の女優・企画・演出をこなす
もえさん(菅沼 萌恵さん) のワークショップが
ヒントになりそうなので共有しますね。

もえさんのワークショップでは、
「ささやかな感覚」を捉えて、
最大限「身体で表現」します。

設定された物語にダイブし、
当事者として感情を味わいつくします。

ノンバーバルコミュニケーションワークショップ

私もワークショップ参加して、
怒り、悲しみ、憎悪など、
日常では表に出さないような感情を
全身で表現しました。

体験する前は「ヘビーなワークショップかも」
という印象もありましたが、
実際にやってみて感じたのは「爽快感」!!

身体に例えるなら、
凝り固まっていたところを
久しぶりにストレッチした気持ちよさです。

もえさんが「役者にとって身体は楽器」と
表現されたのもうなずけます。

なおざりにしてきた音をチューニングするのが
このワークショップだと理解しました。

さらに、ネガティブに思える音(感情)も含め、
すべて必要で、すべて美しく、すべて歓びであると
実感することができました。

ノンバーバルコミュニケーションワークショップ

もえさんは日本の演技が
「セリフ重視」に偏っていることに課題意識を持ち、
心理学や海外の技術を取り入れ、

役者が「非言語のフィーリングや身体表現」を
磨くためのプログラムとして、
このワークショップを開発されたそうです。

そして、
「ノンバーバルコミュニケーションワークショップ」として、
人生の質や自分の才能を高めたい一般の方向けにも、
門戸を開いていらっしゃいます。

プログラム中の物語の設定や選曲は、
舞台の演出も手掛けるもえさんならではで、
一般の私たちが役者のトレーニングの一端を
味わえる機会は貴重ですね。

参加者の状態や方向性に合わせて、
プログラムを組み立てて誘導していただけるので、
心置きなく集中することができます。

私が体験したことで一番印象深かったのは、
死を表現するワークの中で
「このままでは死にきれない!」という
強い想いに気付いたことです。

悲しみや恐れにも似た感情で、
見ないふりをしたくなるものでもあるけれど、
それは私にとって「生きる意欲」、
生命の源から送り出された
創造への希求であるとわかりました。

これまでもずっと私とともにあったのだろうけど、
非日常の設定だからこそ気付た「ささやかな感覚」です。

思い出すことで、「生きる原動力」として
活用できる感覚です。

ノンバーバルコミュニケーションワークショップ

表現することは、生きること、
創造することそのものですね!