相手を動かそうとする前に掘り下げたい「自分の想いや考え」

アウトプット・ライティングおすすめ本

[su_note note_color=”#ffffdf”]ライティングのコンサルをしていたころの記事です。[/su_note]

想いや考えがぽつりぽつりと浮かんでくるものの、相手に伝えられる「言葉」にならない、、、。
ブログやホームページの記事が書けないのはもちろんのこと、サービス内容がまとまらなかったり、SNSで当たり障りのない発信しかできなかったりして、もどかしいですよね。

そんなときは、「書けないけど『話す』ことならできるんだけどなぁ」と思っていても、録音した自分の話し言葉を聞いてびっくり。まるで筋が通っていなかったりします。

文章で相手を動かすことは、相手の想いや考えを理解することからはじまります。
ですがそもそも、自分の想いや考えを知らなければ、相手の想いや考えなんてとても想像できません。

普段、目の前の「やらなければいけない(と、思い込んでいる)こと」で精一杯になっていると、せっかく浮かんできた心の声を「なかったこと」にしてしまったりします。

では、どのように自分の心の声に気付いて、相手に伝わる言葉を作っていったらよいでしょう?
この問いにヒントをくれる、2冊の本をご紹介します。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』著者:ジュリア・キャメロン

「創造性を育てる」ことをテーマに書かれた本で、著者自身がアーティストでもあります。

「モーニング・ページ」というエクササイズによって、自分の心の声をアウトプットする方法が説明されています。
そのときにどんな葛藤が生まれてきて、それらとどう向き合っていくか、丁寧に綴られていて、励みになります。

周りの人に合わせすぎる、優等生を演じてしまう、自分の本音がわからない、、、といった方に、「自分らしさ」を取り戻すための第一歩として、ぜひ読んでいただきたい1冊です。

『言葉にできるは武器になる。』著者:梅田悟司

電通のコピーライターの方が書かれた本ですが、表現のテクニックに終始せず、言葉で自分の考えを作り上げていくことにフォーカスを当てている点で、他のライティング本と一線を画しています。

浮かんできた想いや考えを、相手に伝わる言葉にするための具体的な方法がわかりますので、「論理を組み立てるのがニガテ」「話せるけど書けない」という方におすすめです。

まずは内観日記から

私自身が以前、漠然とした焦りや自分への制限に悩んでいました。そんな中、毎日、日記を付けていくことで、自分が本当に感じていること、守っていきたい考え方、実はチャレンジしたかったこと、、、といった心の声が自然と浮かんできて、自分で認められるまでになりました。

あのプロセスがあったからこそ、トレーニング次第でマインドの課題も、表現力の課題も、越えられると断言できます。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の「モーニング・ページ」にもあるように、まずは「自分の心の声をただ書き綴る」ことからやってみてくださいね。